小学校に入学。
ピカピカの一年生。
たくさん友達できたかな。
学校は楽しんでいるかな。
お父さん、お母さんにとって、
まずは、小学校にはいったお子さんが、
学校へ行くことを楽しんでいることって、
ものすごく大事ですよね。
入学前には期待でいっぱいだった子どもが、
入学してみたら、
あまり元気がなかったり、
「学ぶ」ことを楽しんでいなかったり。
宿題をつまらなさそうにしていたりしたら。
・・・心配になりますよね。
小学校1年生は学びの始め。
幼稚園までとは違って、
ランドセルを背負って、
とつぜん大きなお兄さん、お姉さんになったように見えても、
入学したからといって、
とつぜん、成長したわけではないです。
成長には、段階があります。
小学校1年生の今は、
手足をつかって、体を動かして、
「する」ことから吸収する年齢。
先生やお母さん、大人のすることを、
じっと見つめて、真似しながら、学んでいく年齢。
知識や情報を教えて頭に入れるのではなくて、
体験をとおして、体で感じて、
体験することで、
頭も働く。思考も磨かれる。
そんな年齢です。
お話をきいて、心で感じる。
手がものを生み出す体験をして、
生み出したものに感動したり、
体験したことと、ことばの意味がつながって、
生きてくる。
小学校一年生。
いままで、話し言葉だったものが、
書き言葉になる。
文字そのものは「抽象的」なのです。
漢字は、具体的な形を文字にしたものも多いですが、
ひらがなやカタカナは、
まだまだ「抽象的」なのです。
小学校1年生のこどもは、
抽象的な概念を噛み砕く準備ができていません。
だから、
シュタイナー教育では、
文字を学ぶときに、
具体的なイメージを添えて、
子どもに体験させます。
心で感じ取れるイメージ。
心で感じ取るのは、
ことばだったり、
視覚的なイメージ(絵)だったり、
音だったり、
動きだったり・・・
いろんな活動を通して、
本来抽象的なものも、具体的に感じ取れる状態にして、
子どもたちに届けるのです。
(くわしくは、e-waldorf「こくご教室テキスト」や6月10日発行の「シュタイナー学校こくご教室 ひらがな全集」をごらんください)
子どもは、
抽象的なことを教えられても、
記憶力があるから覚えられます。
覚えてしまえば、大人は安心する。
それって、すごく危険。
だって、それでは、
文字も、ことばも、
子どもの中で生きてこないのですから。
子どもは、
自分に必要なものを、直感でよくわかっています。
抽象的なものを教えられても、
自分がうけつけないと分かっています。
だから、面白くない。
学習に喜びが感じられない。
自分の中で生きてくるものに、
心からの喜びが生まれます。
大人流のやりかたで教えて、
「テストの点がいい点取れた」とか、
「先生からほめてもらえた」とか、
「よくできました」のスタンプ押してもらえたとか。
心が喜ぶ学びを子どもに与えられないからって、
そんなことで、子どもを騙すのはやめてください。
子どもの心が喜ぶ学びを、
小学校1年生、学び始めの時期だからこそ、
大人が用意してあげてください。
学校でやってもらえないなら、
家でできるのです。
20年以上、子どもに接してきた教師として、
子どもを持つ親として、
はっきりと断言します。
この年齢の子どもには、
お母さん、お父さんが、
ものすごく大きな影響力をもつのです。
だから、お母さん、お父さんが、
子どもに「生き生きとした学び」を届けてあげることができるのです。
そのサポートで、
子どもが生き生きと学ぶ。
目を輝かせる。
子どもが、
学びたいから学ぶような、
そんな学び。
シュタイナー教育の学びには、
そんな子どもの心が喜ぶ学びがあります。
ご家庭で、それを実現してください。
シュタイナー教育教材のe-waldorfから。
子どもが輝く学びを一心に願って教材をお届けします。
ひらがな全集を含む、小学校1年生セットも便利です。