私は、日本の公立学校で育ちました。
あの頃は、管理教育とか、校内暴力とか、
今とは違ういろいろな問題が学校を取り巻いていた頃。
大人になってからシュタイナー教育に出会い、
こんな教育で育ちたかったと、強く思いました。
こんな教育で育っていたら、
私はどんな人間になっていたんだろう。
もっとクリエイティブで、
創造的で中身のつまった豊かな人生を生きていた。きっと。
でもね・・・
公立の、ばりばりの管理教育、
テストばかりの学校生活でしたが、
その中でも、私はちゃんと育ってきた・・・と思うのですよ。
紆余曲折したし、
悩んだし、
苦しんだし、
泣いたし、
たくさん傷ついたりもしたけど・・・
立派な人間じゃないけど、
自分の生き方は悪くないと思うのです。
そして、人間には、育つ力があるのだということ、
その力に畏敬の念を感じています。
今、日本にシュタイナー学校もいくつもできている。
実際にシュタイナー教育を受けて育っている、
子どもたちがたくさんいる。
でも、
世の中の大半の子供達は、
やっぱり、メインストリームの、
文科省カリキュラムの教育で育っています。
今まさに、そういう学校環境で育っている子どもたち。
その環境を否定するのではなく、
今ある学校教育を、
もっと創造的に、
もっと豊かな学びを増やして、
もっともっと子どもたちの体や心を豊かに育てたい。
そう思い、
それを、できることから実践していく。
そう思ってe-waldorfの活動をしています。
e-waldorf での活動の目的は、
「シュタイナー教育とメインストリーム教育のかけはし」になること。
「シュタイナー教育を必要としているひとに、届けること」
そして
「シュタイナー教育をオープンにすること!!!!」
来月、一時帰国をしますが、
一般向けのワークショップ、講演会、座談会
大学での講座
などをします。
それに加えて、
公立小学校と高校で授業をします!
学校の先生の研修会(日本全国から先生たちが集まります)で、実践報告もします。
これを見た公立の先生たちが、
「面白そう!」
「やってみたい!」
って思うだけで、意識がかわる。
意識がかわると行動もかわる。
そんなとっかかりになるよう、
ひとつひとつは小さなことでも、
私自身がコツコツ行動していく。
行動したことに、
無駄なことなんてなにもないと信じてますから。
高校での授業は一般公開もしています。
高校の美術の授業でフォルメンを描きます。
フォルメンを描きながら、
そのリズム、論理を感じる活動をします。
もしご興味のある方は、
学校にお問い合わせください。