今日は、大人の算数アクティビティ、グループレッスンでした。
算数アクティビティが楽しくて!
もっとやりたい!!!
と、わたしと個人レッスンをしていた愛知県在住Mさん。
グループレッスンに参加したら、
「グループレッスンってもっと楽しい〜」
と、お友達に声をかけてくださって、
グループをまとめてくださいました。
「算数アクティビティって、なんのことやらさっぱり???」
という状態なのに、
「なんとなく面白そう」
と言って集まってくださった4名様。
手作りをしながら、
「ひゃー、これ、おもしろいわ」
などとつぶやいていらっしゃいました。
「えええ、予想外で面白い」
とか。
★★★
算数や数学って、なぜ学ぶのでしょう?
特に、大人の方は、もう、学ぶ必要なんてないんですよね。
みなさん、
「楽しみたい」「子どもとあとでやってみたい」
そんな、「純粋な喜び」「知的好奇心」が参加の理由。
算数・数学って、
定理やきまりや計算の仕方を「説明される」。
そして、「説明されたものを理解する」。
それが、「勉強」のカタチになってますよね。
でも、
算数・数学の一番大切なことは、
自分で考えるということです。
考える力を身につけるということ。
数学の問題ってね、
解き方を教えられて、それを理解しようとしていたら、
ぜんぜん面白くないです。
問題を自分で解こうとして、
いろいろ工夫したり、
頭をひねって、あーでもない、こーでもないって、
考えるところが面白いし、
そのプロセスが頭を鍛える。
中学や高校で習う定理とか、知っていると「知識」にはなります。
「知識」を持っていることと、
「考える力」を持っていることは別物。
そして怖いのは、
「こうやって解いたらいいんだよ」
って「考え方」や「解き方」を「教えられ」てしまうと、
人間の思考はそこでストップします。
もう一度言います。
数学は考える力をつけるために学んでいるんです。
定理なんてしばらくしたら忘れるでしょ。
いいんです。
考える力があったら、
定理なんて覚えてなくたっていいんです。
定理を勉強しなくてもいい・・・ってことじゃないですよ。
自分で創りだせるから、
暗記していなくてもいい・・・っていうことです。
(テストは制限時間があるから、覚えていないと時間のロス→テスト対策として定理は覚える)
高校で習うような定理を覚えていたって、
日常生活では使わないでしょ。
大事なのは、
頭をしっかり鍛えてあって、
必要な時に、自分で考えて、
必要な答えを自分でみつけられるということです。
レッスン中、
「ええ? どうなってるの? 角度変えたらどうなるの? もっと自分で試してみたい」
という声もあがりました。
みなさんの頭のなかに、
クエスチョンマークがたくさんならんでいるのが想像できます。
そしてそのクエスチョンマークから、
「もっとしりたい」
「不思議! どうなってるの?」
と、自然に頭が働き出しているのも見えます。
答えを見せて「よく考えなさい」とか言って、
考えることを強制するんじゃなくて、
参加者の頭が勝手に働き出す。
そんな状況をレッスンで作り出しては、
ほくほくして、楽しくて仕方ないわたしです。
よく中高生生徒に言われます。
生徒:「わからない、くやしいいー。」
私:「じゃ、教えてあげようか」
生徒:「やだーーー、自分で解くーーー」
生徒:「先生、わたしたちがわからないで苦しんでるの見て楽しんでるでしょー」
生徒:「鬼ーーーー!」
さすがに、大人の参加者さんからは「鬼」とは言われませんが。
え、内心、思ってる・・・!? 汗
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