100年の命があるとしたら(1)

年末に読んでいた本は、リンダ・グラットンの著作。

 

“The 100-year life”

(日本語翻訳版ライフ・シフト)
「Work Shift」でベストセラーになった、ロンドンの大学でMBAを教える経済学者の著書です。

 

私、実は、早死にする気でいました。

具体的に言うと、67歳で死ぬ。

なんか知らないけど、そう決めてました。

寿命なんて自分で決められないけどね。笑

 

 

 

そこまで全速力で力一杯仕事して、そのあとは、もう死ぬ。それで満足。

そんな気分いました。本気でね。笑

 

 

で、長寿なんて、まったく意識なかったのに、数年前に読んだ”work shift” が面白かったという理由で、同じ著者の”The 100-year of Life” を買っちゃって。

 

 

この本に書かれていた、驚くべきこと。

 

2008年生まれの50%は100歳以上まで生きる。

日本人に至っては、2008年生まれの人の50%は107歳まで生きる。

 

107歳って・・・・ 汗

 

我が子や、まだ20代の義妹にそのことを伝えたら、口を揃えて、

「えええええ〜 いやだ〜」

と言う。

 

 

私もね、ああ、67歳で死ぬっていうのは、非現実的な想定なんだろうと、今更ながら気づくわけです。苦笑

 

 

おそらく100歳以上生きる、今の子供達。

 

どうなるかというと、

今までのような、22歳まで学生、それから60歳まで仕事、そのあと定年で隠居生活・・・という人生設計は成り立たない。

だって、60歳でリタイアしたらそのあと40年以上隠居生活ですよ。

経済的にも精神的にも成り立たないのは明らか。

 

もちろん、年金は減る一方で、とてもじゃないけど生活を潤すほどの年金はもらえない。日本はその観点において、世界最悪の状況。

でも、ヨーロッパだって、年金だけに頼っていては隠居生活は生活苦になる。

 

2008年生まれの子どもが、生活苦に苦しまない隠居生活を送るためには、70歳代後半、もうしくは80歳代まで働かなければいけなくなる。

 

そう聞いてどう思いますか?

「えええ、いやだーーー。」

そう思いますか?

 

 

昔にくらべて60歳の人が、とても「老人」には思えないように、

この先の老人は、肉体的には、ますます元気になる。

 

 

だから、80まで働くことが、肉体的には可能になる。

 

 

 

だったら・・・・?

 

 

昔は、永遠の命を夢見ていました。

 

 

ところが!!!

今は、長寿になるときいて、その反応は、

「ええええ。いやだ〜」

 

 

その違いは何でしょうね??

 

 

 

長寿になって、その長い人生を楽しむことができたら、

それは、すばらしいこと。

「ええええ、いやだーーー」

ではなくて、

「やったーーー。らっきーーー」

となるはず。

 

 

 

 

リンダ・グラットンは、

「やったー。ラッキー」

となる、生き方の例を、本の中で紹介していました。

 

 

長くなってしまったので、

そのことについては、また、次の記事までお待ちください。

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