100年の命があるとしたら(2)〜シュタイナー教育を思う

前回書いた「100年の命があるとしたら(1)」の続きです。

 

 

私たちの子どもの世代は、人生100年以上である可能性が高い。

だって、2008年日本生まれの子どもの50%が107歳まで生きるという予測ですから。

 

そうなった場合、
20代前半で大学卒業して、社会人になって、
80歳くらいまで働くことになる。

 

60年間くらい、働くわけです。

 

 

60年たったら、社会も技術もまったく違う。

つまり大学卒業して、そのままの同じ会社で働いていただけでは、
自分の知識も経験も古びてしまい、使い物にならなくなる。

時代の流れがかわる。
長い年月なので自分の家族や暮らしも変化する。

その変化に合わせて、
新しいことを学び直して、仕事かえてステップアップする・・・みたいな柔軟性が必要不可欠。

 

同じ著者の「ワークシフト」を読んだときも思ったのですが・・・

今後無くなっていく仕事の数々・・・
クリエイティビティと自由の精神が絶対に必要。

 

それはまさに、シュタイナー教育で育てているもの。

シュタイナー教育を受けて育った人だったら、
十分生き抜いていける。

生き抜く・・・どころか、
シュタイナー学校卒業生にとっては、
ますます本領発揮して生きていける社会になる。

 

 

 

 

シュタイナー教育で育ったひとたちは、
とてもクリエイティブです。

芸術的なことが得意というだけでなくて、

人生についてクリエイティブです。

 

自己肯定感をしっかり持ち、

かちかちに固まった頭ではなく、
柔軟に考えて行動していける力を持っている。

それは、
イギリスやドイツで見ているシュタイナー学校卒業生たちをみていて、
強く思うこと。

 

彼らの思想、行動の自由さには感嘆。

 

羨ましい。

 

彼らのことを尊敬せずにはいられません。

 

 

 

 

今のこどもたち、
言われたことを、期待される通りにやる・・・ことを訓練されているだけじゃ、
この100年人生時代を生き抜いていくのは苦しいです。

 

 

40歳代の私の世代は、平均的にいうとだいたい80代後半くらいまで生きます。
だから、あまり、今までの人生観を変える必要はないかもしれません。

でも、自分はよくても、
私たちの次の世代、子どもたちの世代のことを考えたら・・・

どんな大人になって欲しいか。

次世代を育てる人間として、
やはり未来のことも考えつつ、子育てしていきたいものです。

 

リンダ・グラットン
ライフシフト

「100年の命があるとしたら(2)〜シュタイナー教育を思う」への2件のフィードバック

  1. 共感です。
    私も、2年前、リンダグラトン氏の講演を聞きました。
    元々、生きるとは?と問い続けてきましたので、人生の目的に向かうにあたり、その過程を紡げる教育に出会いたい。と考え続けてきました。
    こうやって発信してくださる華代さんに感謝します。

    返信
    • 至都さん
      ご本人の講演を聞かれたんですね〜。きっとインスピレーションいろいろと湧いたのではないでしょうか。
      彼女は未来の社会の形を、データに基づいて推測して見せてくれる。
      その予測は、ちょっと恐怖を感じてしまう部分も多々あるのですが、
      彼女は希望の持てるメッセージを送ってくださるところが好きです。

      いつも、私の発信を受け止めてくださってありがとうございます。
      うれしいです❤️

      返信

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