ZOOMレッスンで、指導しながら私も黒板で絵を描いていきます。出来上がったものを見せたり、描き方を指示をするだけでなく、指導者が実際にデモンストレーションをすること、指導者が描いている様子を見ることから学ぶことは大きい。言葉で説明しないことも、デモンストレーションから伝わります。
だから、スカイプレッスンのたびに、こんな黒板絵が仕上がります。
黒板絵といえば、シュタイナー学校の先生が、エポック授業に合わせて描きますね。
3〜4週間続くエポック授業のために、数時間をかけて心をこめて描きます。
黒板の絵ですから、エポック授業が終わったら消します。
芸術作品とも言える、心をこめて描いた美しい絵は、消えてなくなります。
そのエポック授業のときだけ生きている黒板絵。エポックが終わったら、執着せずに手放すのです。
もったいないなんて思う必要もない。
永遠のものなど何もないのです。
手放すことで、新たなものがやってきます。
先生も、生徒も、日々くりかえされる「手放す」という作業を体験し、目の当たりにして、執着しないということも無言のうちに学んでいくのでしょう。
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私の黒板絵は、一応写真にとってから消します。記録とe-waldorfの資料としての保存目的。(笑)