うちの次男(シュタイナー小学校6年生)が、手仕事で作ったぬいぐるみを持ち帰ってきました。
手仕事の時間に作ったぬいぐるみ〜オオカミ
まず、クラスで国立自然博物館へ行きました。そこにたくさんある、動物たちの剥製のなかから一つ決めて、よく観察してスケッチをする。
学校に帰ってきてから、スケッチを見ながら、その形に合うように型紙を自分でデザインする。
厚手のキャンバスコットンを切って縫う。
これでもか、これでもか、というくらいに綿を入れる。(脚は芯も入っていないのにカチカチです)
そして、布用絵の具で色付けをして完成。
なかなかよくできています。ふわふわした抱っこしたくなるようなぬいぐるみではなく、硬くてリアルです。
与えられた型紙で作るだけではありません。見たものを布で再現していくのって、かなり大変。体、口の部分、頭のマチ部分、お腹にもマチがあり・・・。
相当よく観察しなければ作れません。
シュタイナー学校では、こうやって小学校で動物や人間のぬいぐるみをつくったりするのだけど、作り手の心がこもってオリジナルのものができてくると、できあがった作品が作り手に似てくるから不思議です。
シュタイナー教員養成課程でウォルドルフ人形を作った時も、出来上がってみたら、学生それぞれ、みんな自分に似た人形になっていました。そんなことは全く意識せずに作っているのですが。
いや、このオオカミ。なんか次男に似てますよ。手脚の細さとか雰囲気とか。
この子が我が家にきてから、「なんか、いる・・・」ってゾゾッと感じることがあるのです。「誰がこっち見てるの!?」って、その方向を振り向くと・・・・
この子がこっちを見てる。(汗)
心込めすぎて、魂がこもっちゃったみたいです。