こんにちは。
石川華代です。
私は教師でもありますが、
二人の息子の子育て中の母親でもあります。
ずっと教育がライフワークで、
自分の子育ても思うがまま、
でも、かなり力をぬいてやってきました。
今、二人の息子は15歳と16歳。
あちこち転々とはしましたが、
学校教育はシュタイナー教育だけで育ってきました。
シュタイナー教育という基盤以外に、
ずっと持ち続けた私の子育ての理想があります。
それは・・・
小さいうちは、
自然いっぱいの田舎で育つ。
思春期は、
一流の芸術や文化に気軽に触れられる、
都会で育つ。
ということ。
小さい頃の自然のなかでの毎日は、
人間の基礎をつくるのに、ほんとうに大事です。
自然の中にいたら、
親や学校で教えることの多くは、
自然が教えてくれる。
感覚をそだて、
体を育て、
心も育てて。
でも、思春期以降、
外で遊ばなくなるころ、
世界一流の文化に触れて育って欲しい。
そう思っていました。
田舎って、思春期の子どもたちには、
ショッピングセンターくらいしかいくところがなかったりして。
大都市なら、
気軽に美術館とかいけて、
一流の芸術にふれられたり、
一流のコンサートを観れたりする。
そして、
都会には、学びの機会も多い。
大学の公開講座。
その他、興味深い講座の数々。
そして、
興味深い専門家との出会いも、
都会のほうが多い・・・。
思春期以降の、
首都圏と地方都市の教育格差は、
厳然とあって・・・
シュタイナー学校に行っているから、
学校教育はいいとして、
学校の外での文化経験の可能性が、
田舎にはなさすぎて。
思春期は、都会で過ごさせてあげたいなあ
・・・と、昔から思っていました。
それを目指してきたわけではありませんが、
結果的に、
うちの子供たちは、
小さい時は田舎、大きくなってから都会。
・・・で暮らすことになりました。
親にできる大事なことは、
こどもに、
いい環境を用意してあげる・・・こと。
結局は、
親にできることって、
そのくらいしかないのかも・・・とも思っています。