私も外国語(英語)習得には苦労しました。
今も苦労してます。
この年齢から1から学ぶ外国語(ドイツ語)。(涙)
私は、語学の才能はないのです。(きっぱり)
中学で英語を初めて習い、それ以来ずっと英語嫌い。
英語にはコンプレックス大有り。
英語圏暮らしも長かったので、今ではさすがに英語を使えるようになりましたが、医療系とか経済、法律など、専門的なことになると今でも泣きたくなります。
英語にはほんとに苦労してきています。
でも、そういう経験をしたからこそ、力を込めて言えることがあります。
語学は、体にしみこまないと使えない。
言い換えます。
語学は、頭で考えずに言葉が出てくるようにならなきゃ使えない。
シュタイナー教育的に年齢に応じた教育を考えると、
中学くらいからは頭に直接はたらきかけることをします。
だから、その年齢になって、
文法などの理論を頭で理解しようとすることは、
意味があることなのです。
でも・・・、
頭だけに働きかけて、語学を頭だけで理解しようとすると・・・
使えないんですね。
頭で考えてから言葉を発していたら、
絶対的に遅い。
自分の思考、相手の思考に言葉がついていかない。
会話だって読むのだって書くのだって、
リアルの世界で全然使えない〜。(涙)
シュタイナー教育的にいうと・・・、
頭での理解は浅い。
心で感じると、もうすこし深い理解。
体まで習得すると、しっかり身につく。
そう「身につく」という言葉、そのままなんです。
体で習得した事は忘れません。
一度自転車に乗れるようになったら、自転車の乗り方を忘れないでしょ。
一度自動車の運転を身につけたら、
頭で
「いまアクセルをふむぞ」
「いまクラッチをふんでギアをかえて」
なんて考えません。
運転の理屈などは覚えていなくても
体が覚えている。
(私は、運転の仕方を説明しようとしたら「あれ?」って考えちゃうけど、マニュアル車をブイブイ言わせて運転しています。体が覚えてるから。)
体が覚えているから使えるようになる。
語学も、そこまでやって、や〜っと使えるようになる。
中学から一生懸命文法を理解して、たくさん暗記した。
例文も、考えながら文をつくっている程度では忘れる。
考えていないけれど、
口から勝手にでてくるくらいになって、やっと使えるようになる。
シュタイナー学校では小学校1年生から外国語2つ習います。
とくにこの年齢では頭に働きかけず、
体で覚えるのですね。
歌を歌う。
歌詞が口からスラスラと出てくるようになるまで、
何回も楽しく歌う。
昔しっかり覚えた歌詞って、
何年もたっても、曲が流れてきた途端に口ずさんじゃったりする。
体にしみこんでいるから。
アクティビティをしながら英語を使う。
行動と英語が結びついて体験しているから、
ずっと覚えている。
習うより慣れよ。
そんな言葉がありますが、
英語学習の、とくに小学校までは、本当に大事なことです。
そして中学生以上の場合、
「習うより慣れよ」ではなくて、
「習う(頭)」と「慣れる(体)」をバランス良くつかう。
「習う」だけでは浸透しない。
「慣れる」だけでは効率悪い。
バランス良く取り入れることで、効率良く、深く習得できる。
とにかく、
最終的には体まで浸透させないと使えないですからね。
シュタイナー学校卒の友達(アメリカ人)の話。
彼女は、シュタイナー学校で小学校1年生から8年生までドイツ語を習いました。
で、
「もう、さっぱり話せないし、覚えてないわ。」
とサラッと言う。
そして、続けて言うのです。
「でもね、話す環境になったら、きっと思い出すわ。わたしの根っこのところにはちゃんと生きているから。・・・教育ってそういうものでしょ。」
「教育ってそういうもの」
・・・そう自信をもって言えるような教育を受けてきた彼女。
うらやましい・・・。(心の叫び)
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I like what you wrote. I also did not like English classes. But I had to learn it to live and now I have to learn German . Now my English is getting bad, my German is not good at all and my Japanese….when I went back to Japan, people told me “Oh your Japanese is very good” as if I were a foreigner…Well, I feel you are my friend!
Thanks for my work, I keep my Japanese ability somehow, although I have some moments when I can’t find right Japanese words… In German language environment, I feel I am losing both English and Japanese. It is relief that you can share this feeling with me. Thank you.