イギリスのシュタイナー学校への圧力のこと

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自立した子どもを育てるには・・・?

 

 

こんにちは。
石川華代です。

今日は私の子育て話でも。

 

私には、二人の息子がいます。
13歳と14歳。

 

朝、目覚まし時計がなって数秒で、
起き上がり、
バタバタとバスルームへ行き、
シャワーを浴びます。

そして、キッチンへ行き、
朝ごはんを用意して、
食べて、

後片付けは、
するときと、しないときとありますが・・・苦笑

 

学校の準備をして、
出かけていきます。

 

 

1年前までは、
起こさなければ起きなかったのに。

 

 

ランチも自分で作るし、

週1回ずつ、
必ず晩御飯を作ります。

 

自分の洗濯物は自分でします。

 

 

私、相当、怠け者ママですね。笑

 

 

そういう話をすると、
羨ましがられるし、
どうしたらそういう子が育つのか聞かれます。

 

なので、ちょっとここでその話を。

 

まず、幼児期。

 

身の回りのこととか、
まだ自分ではできません。

 

だからと言って「お世話」しない。

 

掃除の仕方も一から教え、
一緒にやります。

料理も、小さい頃から。

包丁の持ち方とか、
危険な道具も使い方をちゃんと教える。

 

大変です。

自分でやっちゃった方が楽です。

 

そこを我慢して、

将来、自分でできるようになって、
自立できるように。

そして、将来、
母親が楽できるように!!!(←これ大事)

 

母親は「お世話係」ではありません。
母親は「育てる人」です。

 

お世話してしまっては、
子供は育ちません。

 

だから、幼児期、小学校と、
まだまだ覚えることがいっぱいのうちは、

 

母は大変だけど、
よく子どもを見て、

一緒にやる。

 

子どもの様子をよく見て、
子どもを信頼して子どもに任せる。

 

そして、
徐々に子どもに任せることを増やしていきます。

 

 

怠け者ママバンザイ!
だけど、
怠けるところを間違えるととんでもないことになります。

 

例えば、

ママは大変。
ちょっと楽したい。
だから、こどもにテレビやゲーム与えておいて、
ちょっと静かにしていてもらおう。

 

これは、その時は楽できても、
ママが、後々怠けられなくなります。

 

ママは休むなって言っている訳じゃありません。
ママにも休養は大事。
ママも自分の時間はとって欲しい。

でも、どうやって自分が楽するか・・・
うまく工夫して欲しい・・・と思うのです。

そのためにもパパにもできるだけ協力して欲しい。

 

10歳になる前くらいに、
しっかりと身の回りのこと、
自分のことを自分でできるようにしておく。

 

思春期になった頃には、
もう、自分のことは自分でできるようになっている。

 

ただ、思春期なので、
できるけどやりません。笑

 

そこで、
「やりなさい!」
とうるさく言うのも面倒だからと、
母は、つい手を出してしまう。

・・・なんてこともしない。

 

しつこいですが、
母は「お世話係」ではありません。
母は「育てる人」です。

 

こどもに必要とされることって、
母親として嬉しいですか?

 

ちょっと素っ気なくなった思春期の子どもたちに、
あれやって、これやってーと、
ちょっと甘えた声でお願いされたら、
嬉々としてやってしまったりしていませんか?

 

 

でも、

こどもに必要とされなくなったら、
母親として、いい仕事をしたのだと思います。

こどもに何もしてあげなくても、
かけがえない母親であることは、
変わりありません。

 

先日の記事でも書きましたよね。
条件なしで認めることについて。

 

「気配りができるいい母」
とか
「きちんとお世話ができるいい母」
と言うように、

「気配りができて」「お世話ができる」とか言う
「条件つき」でなくたって、
母は、大事な、
たった一人の母。

存在しているだけで、価値のある存在。

それが、母親、父親です。

 

そう、自分を認めてあげてくださいね。

 

そう自分で自分を認められたら、

こどもに必要とされなくなった時も、
寂しくないはず。

 

 

思春期になった頃、
子どもが自立していく準備をするとともに、

母も子どもを手放す準備が必要。

 

だからこそ、
母が自分自身の生きがいを持つ。

子どもを生きがいにせず。

 

子育ては、
自分を育てること。

 

子どもと一緒に、
私たち親も育つチャンスです。

 

さてさて、
私は今日も怠け者ママ。笑

 

 

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